ラジ オ少年Y その後1

少年Yは, 還暦を過ぎましたが, 今でも, 少年の頃の気持ちだけはもち続けています.

3年ほど前のある日, 子供の頃の唯一と言っていいほどのラジオの参考書を書かれた内田秀男さんのお孫さんからメールをいただきました.

当方が個人的にいただいたメールなので, 詳細は転載しませんが,

「内田某の書いた雑誌」とは、もしかして私の祖父(内田秀 男)の書いたものでしょうか?

という文面が書かれていました.
内田某=内田秀男さんであることは, ホームページ開設後に分かりましたが, 文中では, その後もあえて「某」のままにしています.

何とも言えない不思議な気持ちになりました.
子供時代に, 何度も何度も読み返して知識を吸収した本を書かれた方のお孫さんからのメールなのです.
メールは1往復だけでしたが, 秋葉原のラジオセンターの「内田ラジオアマチュアショールーム」という店が残っていると教えてもらいました.

その後, 秋葉原に行ったついでに寄ってみたのですが, ちょうどお休みだったりして, そのままになっていました.
メールをいただいて3年経った先日, 秋葉原に行ったときに, 時間があったので, 再度, そのお店に行ってみました.
店に置いてあったものは, タイムマシンで持ってきたようなものを含めて, 少年の心をくすぐるものが所狭しと並べてありました.
店員の方とお店にうかがった経緯などをお話して, 携帯電話で写真を撮らせていただきました. 少年時代に初めて作ったゲルマニュームラジオに近い組み立てキットも置いてありました. 確か\2,200だったと思います.



「今度, 社長(=内田秀男さんの奥様)がいるときに, また立ち寄って下さい」と言われ, 何とも言えない
すがすがしい気持ちで店を後にしました.
少年の夢が詰まったあの店が, 今後もあの場所に残ることを願いつつ.