執筆歴               Homeに戻る

執筆歴というほどでもないが, いくつか書かせていただいた内容を紹介します.
同じ元ネタが数ヵ所に出てきて気が引けることもありますが, 多少はそのときのオリジナルを混ぜています.
全体を通じて, エンジニアの方々に, 分布定数の考えを身につけていただきたいという思いを込めて書いています.
分布定数回路は, 一見難しそうですが, 一度障壁を乗り越えると, そうでもないことが分かります.
その障壁はそんなに高くはありませんので, 乗り越えて下さい.

掲載順序を変えて, 上に新しいものを追加(下ほど古い)します.(2002.10.25)


目次

シグナル・インテグリティ講座(連載)
  第8回 差動伝送のクロストーク
  第7回 ギガビット伝送
  第6回 線路損失
  第5回 バス伝送
  第4回 クロストーク
  第3回実際のボード設計における反射とその対策
  第2回 分布定数回路の等価回路と方程式
  第1回 集中定数回路と分布定数回路の考え方の違い

高周波高速伝送路設計の基礎〜ギガビット伝送の基礎から差動クロストーク解析まで〜
シリアル伝送の損失 その2
シリアル伝送の損失 その1
新・回路設計レベルのEMC設計 分布定数回路の基礎
パラレル伝送からシタアル伝送へ
同時スイッチングノイズ
クロストークその2
クロストークその1
デジタル回路の線路上を流れる電流
デジタル回路でもインピーダンス整合が必要に
SIとEMC
ギ ガビット伝送時の多層プリント配線板におけるSI問題
アイパターン
「ギガ」の壁を破るためのシステム設計基礎理解
 
高速信号伝送技術
分布定数回路 -- ボードからLSI内部へ --

ボード上のGHz動作 定量分析が最適な処方箋
ギガヘルツ時代の高 速伝送線路設計
GHz時代のボード設計 トラブル対策を徹底解説(1)〜(2)
連載フィジックス 高速配線設計講座(1)〜(4)
分布定数と反射波を考慮した設計に
ボード設計者のための分布 定数回路のすべて
私とEMC
高速ボードのクロストーク対策
高速ボードの雑音低減 分布定数回路の考えを徹底」
実装, 配線におけるノイズ対策
PCの設計思想を全面変更 マザー・ボードを含むシステム全体の高速化へ
ドライバ挿入型のSIMM駆動法を開発 分布定数回路の設計手法を駆使
50MHzを超えると入出力レベルの小振幅化は不可避, 最適手法の標準化を早急に

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シグナル・インテグリティ講座
  エレクトロニクス実装学会の連載講座

 第8回 差動伝送のクロストーク
     エレクトロニクス実装学会誌 22巻4号(2019年7月号) pp.307-313

 第7回 ギガビット伝送
     エレクトロニクス実装学会誌 22巻3号(2019年5月号) pp.233-239

 第6回 線路損失
     エレクトロニクス実装学会誌 22巻2号(2019年3月号) pp.172-177

 第5回 バス伝送
      エレクトロニクス実装学会誌 22巻1号(2019年1月号) pp.124-132

 第4回 クロストーク
      エレクトロニクス実装学会誌 21巻7号(2018年11月号) pp.676-683

 第3回実際のボード設計における反射とその対 策
      エレクトロニクス実装学会誌 21巻6号(2018年9月号) pp.600-605

 第2回 分布定数回路の等価回路と方程式
      エレクトロニクス実装学会誌 21巻4号(2018年7月号) pp.311-316

 第1回 集中定数回路と分布定数回路の考え方の違い
      エレクトロニクス実装学会誌 21巻3号(2018年5月号) pp.244-249

高 周波高速伝送路設計の基礎〜ギガビット伝送の基礎から差動クロストーク解析まで〜

MWE2016ワークショップ (2016 Microwave Workshops and Exhibition)

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シリアル伝送の損失 その2

VCCIだより2014年4月号 p.10

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シリアル伝送の損失 その1

VCCIだより 2014年1月号 p.12

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新・ 回路レベルのEMC設計 分布定数回路の基礎

月 刊EMC 2013.10

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パラレル伝送からシタアル伝 送へ

VCCIだより 2013年10月号 p.10

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同時スイッチングノイ ズ

VCCIだより 2013年7月号 p.10

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クロストークその2

VCCIだより 2013年4月号 p.10

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クロストークその1

VCCIだより 2013年1月号 p.10

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デジタル回路の線路上 を流れる電流

VCCIだより 2012年10月号 p.12

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デジタル回路でもイン ピーダンス整合が必要に

VCCIだより 2012年7月号 p.17

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SIとEMC

VCCIだより 2012年4月号 p.16

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ギ ガビット伝送時の多層プリント配線板におけるSI問 題

月 刊EMC 2006.12

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アイパターン

エレクトロニクス実装学会第8巻第4号(通巻第52号)2005年7月

特集/差動信号伝送技術  アイパターン

http://www.e-jisso.jp/publish/journal/contents/84.html

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「ギガ」の壁を破るためのシステム設計基礎理解 

デザインウェーブマガジン no.70 (2003年9月号)

第1章 高速システム設計における分布定数回路の考えかた
         信号の反射とクロストーク,バス接続の問題を完全理解
第2章 高速システム設計における線路損失の考えかた
         数百Mbpsを超えたら抵抗損と誘電損に要注意

http://www.cqpub.co.jp/dwm/Contents/dwm0070i.htm

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高速信号伝送技術
2003年度版日本実装技術ロードマップ pp.505-512

社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
2003年5月

トピックスの一つとして高速信号伝送技術について記載

参照URL
http://it.jeita.or.jp/eltech/committee/jisso/publication.htm#Jisso%20Roadmap%202001

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分布定数回路 -- ボードからLSI内部へ --

電気学会 電子材料研究会(EFM-02-2, 2002年5月17日)

数百Mbps以上の配線では, 整合終端が必須である. 消費電力やドライバのスルーレイトを考慮して振幅も通常の論理振幅よりも数分の一に抑えることが普通である. また, シングル(不平衡)伝送から差動(平衡)伝送へとすることもよく行われる. これは, 外部からおよび外部への信号の干渉を防ぎ, 併せて実効的な振幅を倍にする効果がある.
高速シリアル伝送に多く用いられる, LVDS, PECLおよびCMLについてその比較をする.  次に, ボード配線からの延長としてMCM(Multi Chip Module)およびLSI内部の配線の比較について述べる.

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ボード上のGHz動作 定量分析が最適な処方箋

日経エレクトロニクス 2002年1月7日号

(同誌 まえがきから)
本誌2001年6月18日号(no.798)の特集「バスよりシリアル,GHz伝送への決断」において,1GHzを超える高速ボード設計を実現するために 解決すべき課題に触れた。最大の課題は,誘電損失である。これまでは主に導体損失の影響を考慮していればよかったが,1GHzを境に誘電損失の影響が支配 的になる。この内容に対して,意外であるとの印象を受けた読者が少なくなかったという。ボード技術者の間には,誘電損失を考慮する必要が生じるのはまだ数 年先とのイメージが強かったためである。今回,高速ボード設計に関して豊富な経験を持つマクニカの碓井有三氏に,1GHzを超えたときの信号の振る舞いと その影響について定量的に解説してもらう。

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ギガヘルツ時代の高速伝送線路設計

電子情報通信学会技術研究報告(チュートリアル講演)
(VLD2001-87, ICD2001-132, CPSY2001-59, FTS2001-34) 2001年11月

信号が高速になると, 配線の空間的な場所の違いを意識する必要が出てくる. このような回路が分布定数回路であり, 反射など従来の集中定数回路とは異なる概念が必要になってくる. 反射の原理の説明とその最も基本的な対策はインピーダンス整合であることについて述べた. ボード上で特に高速動作が要求されるのがメモリ周辺のバスであり, RambusとSSTLを例にとって特徴と解析結果について紹介した. ボード設計の延長上で, MCMやLSI内部の配線, 特に損失線路の特徴をもとに, 損失が及ぼす伝送波形への影響について述べた. これらのことから, LSI内部の配線も分布定数の考えを導入する必要があることを解析結果で示した.

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GHz時代のボード設計 トラブル対策を徹底解説(1)

日経エレクトロニクス 2001年1月1日号

2000年5月に開催されたDesign Conference 2000 Japanの講演を元に, 2号に分けてまとめた.
本号では, 反射やクロストーク等の問題を抑えるための対策を解説.

GHz時代のボード設計 トラブル対策を徹底解説(2)

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日経エレクトロニクス 2001年1月15日号

クロストーク雑音を理論的にゼロにできる「Hyperbola終端法」を中心に解説.
この手法を開発した経緯を交えて, 数式を使わないで定性的に説明.
そのほかに, Direct RDRAMをはじめとする高速メモリ・モジュールを例に, 信号の反射を抑圧したり上手に制御する手法について述べる.

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連載フィジックス 高速配線設計講座(1)
分布定数回路を考慮した信号の反射を机上で解析

日経マイクロデバイス pp.221-226, 2000年8月号

連載の第1回目. 反射が起きるメカニズムと簡単な反射の解析方法について記述.

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連載フィジックス 高速配線設計講座(2)
反射の原因に対応して最適な終端方式を選択

日経マイクロデバイス pp.190-194, 2000年9月号

反射の解析は少し勉強すれば誰にでも出来るようになる. しかし, 対策技術は個人の技能や経験によって差が出ることが多い. 代表的な反射の対策技術について記述.

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連載フィジックス 高速配線設計講座(3)
異なる伝搬モードを数式化しクロストークを容易に解析

日経マイクロデバイス pp.174-178, 2000年10月号

クロストークは発生のメカニズムが複雑であるため, 解析が難しいとされていた.
これを, 二つの伝搬モードに分けて, 数式化することによって容易に解析出来るようにした.
その解析手法について記述.

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連載フィジックス 高速配線設計講座(4)
世界で初めてクロストーク除去法を開発, 数式による解析から導く

日経マイクロデバイス pp.166-173, 2000年11月号

連載の最終回. 前号で導き出した数式を使って, クロストーク対策技術を解説.
中でも, 世界で初めて開発したクロストーク除去方法について詳細を明らかにした.

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分布定数と反射波を考慮した設計に

日経エレクトロニクス pp.174-177, 2000年8月14日号

「高速・高周波化とディジタル化で重要度を増すアナログ回路」という広告企画の一部に執筆.
アナログ回路はディジタル回路に比べて要求が多様で, 量産性に難しさがある.
このためディジタル化が進んだが, 回路の高速・高周波化が進み, 再度アナログ技術が必要になった.
特に, 分布定数と反射を考慮した設計が重要である.
この技術の習得には長期間が必要なことを知っていただきたい.

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ボード設計者のための分布定数回路のすべて

自費出版, 2000年5月31日

このホームページに記載.
私事になりますが, 私の父が92歳で亡くなったのが, この本の発行の6日前でした.
亡くなったという連絡を受けて, 自宅を出る前に, 印刷所に対して, 最終印刷指示を出してそのまま飛行機に飛び乗りました.
数日違いで本の出来上がりを見せられなかったのがただ一つの心残りです.
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私とEMC

電磁環境工学情報EMC 2000年4月号, p.10, ミマツデータシステム

私とEMCとのかかわりをさらりと書いたもの.
解析ソフトだけにたよらずに, 基礎理論の重要性について触れた.

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高速ボードのクロストーク対策

電磁環境工学情報EMC 2000年2月号, pp.72-79, ミマツデータシステム

CMOSの波形伝送は, 線形で近似でき, 解析が容易である.
逆方向伝送近端クロストークと順方向遠端クロストークについて特徴を解説.

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高速ボードの雑音低減 分布定数回路の考えを徹底」

日経マイクロデバイス pp.56-59, 1999年8月号

高速化によって, これまで見られなかったトラブルが急増し, ボード設計は困難になってきている.
その一方で, 機器の開発期間は短くなっている. このため, トラブルが発生してから設計し直すのでは間に合わない. 初めから動作する確実な高速ボードを設計しなければならない.

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実装, 配線におけるノイズ対策

環境電磁ノイズハンドブック pp.346-370, 朝倉書店 1999

「ノイズ対策技術の応用」の章の一部を分担執筆.
反射ノイズ, クロストークノイズ, その他のノイズ, ノイズに対して考慮しておくこと, バス接続された伝送形態

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PCの設計思想を全面変更 マザー・ボードを含むシステム全体の高速化へ

日経マイクロデバイス pp.60-67, 1998年6月号

ポスト「PC100」時代にはPCの設計思想を全面的に変更しなければならない.
システム設計ではマイクロプロセサだけではなく, マザー・ボード, メモリを含めた全体の高性能化が不可欠になる.
ボードの配線設計では, 従来と異なる高速化対策を積極的に進めていく必要がある.

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ドライバ挿入型のSIMM駆動法を開発 分布定数回路の設計手法を駆使

日経マイクロデバイス pp.72-73, 1997年10月号

メモリー・ドライバを挿入することによってSIMMの入力波形の反射雑音を抑えることができた.
設計の発想を従来の集中定数回路から分布定数回路に換えた. こうした発想は, 今回のEDO DRAMだけではなく, SDRAM以降の世代にもさらに有効である.

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50MHzを超えると入出力レベルの小振幅化は不可避, 最適手法の標準化を早急に

日経マイクロデバイス pp.53-54,1992年6月号

反射を避けて高速化するためには整合終端が必須であるが消費電力が増加する.
 この解決策として振幅を下げる提案が出始めた. 早急に標準化されることを望む.

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