わが家のSOHO計画
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というほどおおげさではないが, わが家の情報装備について紹介します. 私より進んでいない方は参考にして頂きたいし, 進んでいる方からは何らかのアドバイスをいただければ幸いです.
各部屋に電話を設置するにしても全部並列というわけにもいかず, 考えているうちに, 知人から家庭用の交換機があることを聞いて,
それを付けた.
内線が4本プラス玄関のインターホンまで接続できるので, 食堂は内線1 番, 2階は内線2番, 居間は3番,
ファックスは4番という具合に番号を振った.
各部屋間は内線通話, 外と話すときは会社と同じくゼロ発信である. この交換機はスピーカ端子が付いていて,
各電話からスピーカを通じて一斉呼び出しが可能である.
狭いわが家ではあるが, 1階から2階を呼ぶときなどは便利だった. ただし壁のボックス内に納まる大きさで,
32Ωという特殊なスピーカだったので,
秋葉原の電気店を何軒も探してようやくみつけた. この交換機を知人に自慢し, その気にさせて, 知人や親戚の計4軒の家に取り付けたのだから,
交換機メーカから表彰されてもいいくらいであった.
この後も何度も出てくるように, 私はどうも自慢癖があるようである. 自慢しているときは得意気なのだが, あとで反省することが多い.
7年くらい活躍したこの交換機がある 日故障した. 私は電気屋なので, テスター片手に故障個所を調べたら, 電源のトランスの1次側が断線している. 電圧も特殊で, トランスだけを秋葉原で求めることは難しそうだった. こうなってしまうと自慢の交換機が裏目に出て, 2階を呼ぶときも内線通話もスピーカ呼び出しも使えない. とにかく叫ぶだけで, 普通の家なら, 子機付きの電話で子機呼び出しなどスマートに済ませているに違いない. 最も困ったのが, 玄関のインターホンである. 最近の家は遮音性に優れていた, 玄関の鉄の扉の外から呼びかけても, 家の中にまでは声が届かない. ある時などは, 窓の外をみると, 訪問して来た人があきらめて帰っていく途中だったこともあった. そこで20年くらい昔に住んでいた家で使っていた玄関のチャイムが物置にあることを思い出し, 臨時に取り付けた. 私は物持ちがいいのである. 私が第三者だったら, 吹き出しそうなものも大事にしまっている. このチャイムを付けた後, 1階と2階というのは, 音に関してはかなり遮蔽性が高いことにこのとき気がついた. 1階においてあるチャイムの音が2階では聞こえないのだ. 確かに, 扉を2枚と階段を経由すると音はかなり減衰してしまう. 交換機に接続したインターホンなら, 1階と2階のスピーカがピンポンと鳴り, 同時に設定した何台かの電話機のベルが鳴るからどこにいてもよかったのである. また, このときの工事で玄関のインターホンへの配線が壁の中のチューブの中に入ってしまった. パンツのゴムが途中で切れて, ゴム通しがない状態である. 抜くしかない. 抜いた後, 以前と同様にピアノ線を通そうとしたが, 今回はうまくいかない. 真冬の寒い夜に, 玄関側から何回もピアノ線を押し込んだ. 結局うまくいかずに, 次にトライしたのが, 排水管の掃除のワイヤーを思いついた. これはうまくいった. ただ思いつくまでに時間がかかり過ぎて, 指先 はピアノ線を押すときにできたマメだけらになった. 確か大晦日の夜だったような記憶がある.
ちょうど交換機が故障した頃,
各社からISDNのダイヤルアップルータが安く出されるようになった. 雑誌でも比較記事が多く掲載された. この中で,
価格性能比の良いヤマハのRTA50iを選んだ. わが家では, 交換機を使っていたせいで, 電話がほとんど単機能であったため,
アナログ3回線が必須だった. 今までは, 電話の配線だけで済んだものが, LANの配線が必要になる. これも既設の配管の中を通すことができる.
壁のボックスにはモジュラージャックを付けるとスマートになる.
電話のジャックとLANのジャックが並んで設置されることになる. みかけはほとんど同じだが,
LANのほうにはCAT5と書いてあるから間違うことはない.
(右の図を参照) このモジュラージャックは秋葉原で1,900円もする. パソコン側のLANカードは, 1,400円程度.
ノート用のPCカードでも3,500円程度だった.
このくらい安いと, とにかく買って, ダメならあきらめることができる.
LANケーブルの端末処理(プラグの接続)は専用工具を使うのだが, これが高い. 1万円くらいする. 人から借りたのだが,
その工具の調子が悪く,
接触不良となってしまった. この接触不良がセットアップの際には気づかずに, 不良の原因が分からず苦戦の原因となった. 結局,
工具を買うよりも,
長めのケーブルを買って, プラグの付いた側だけ好きな長さに切って使うのが簡単であることに気がついた. ケーブル自体は安いので,
両端を使ってケーブルが余ってももったいなくない.
余ったケーブルは, また例によって物置にしまいこむのである. このようにして物置がどんどん狭くなる.
ヤマハのRTA50iは, まずPCからブラウザを使って, ルータのIPアドレスに接続する. そうすると接続とか設定のメニューがスタートするから, 設定しておいたプロバイダに接続する. メールもブラウザも瞬間接続である. モデムを使っていた頃のピーゴロゴロといって何十秒以上も待たされていたのは何だったのかという気がする.
今は,ルータ接続図のように, PC 2台をこのルータに接続している. 2台がLANで接続されていると便利である. 1台が故障してもディスクの中にアクセスできる. この後の計画は, 1台のPCのマザーボードを交換して, CPUをレベルアップしたい. Pentium-2かAMDのK6-3か悩んでいる. どなたかアドバイスをお願いします. あとは, HUBを増設して, どの部屋でもNote PCでLANが使えるようにしたい.
図の左下にあるのがヤマハのルータ. 中央にあるのが玄関のインターホン用のターミナルボックス. 壁の変色は, 以前に取り付けていた交換機の取り付け跡. これらは台所の棚の上に設置している. 普段は, ルータのランプをときどきながめるだけ. (回線に接続したままになっていないかの確認程度)