3日目 ボーヌ(Beaune)とディジョン(Dijon)

リヨン から北に向かった.

ボーヌ

ブルゴーニュワインで有名なボーヌ. ここも城壁に囲まれている.
列車はコンパートメントだった. 乗客が少ないので, 6人座れる部屋を独占.
ところで, フランスの鉄道は左側通行だった. 左側通行のイギリスからの輸入から始まり, 今でもそのまま残っているらしい.
これらより遅れて複線化されたメトロやフランス以外の国の鉄道は, 車と同じく右側通行とのこと. 相互乗り入れする場合には困ると思われるが, それらの対象の路線の運転台は中央に配置されているとのこと.



乗ってきた列車(後ろ姿)




北側に ある聖ニコラ門




市庁舎


ワインの醸造所が沢山あったが, 荷物にもなるし, 1本も買わなかった.
Hotel-Dieu(オテル-デュー=神の宿)という病院が有名で, 15世紀頃, 貧しい人の治療を施したところ.
病院というよりもホスピスのような位置づけだったらしい.



オテル-デュー




オテル-デューの内部


ボーヌから ディジョンは列車での移動を予定して いた.
発車時刻が近づいても誰もホームに行かないので不思議に思って, ホームにいた駅員に切符を見せると, 駅の内部方向を指さして, ブースと言われた.
Booth(小部屋)だから待合室で待てと言われたのかな, と思って, 家内に, ブースと言われたよ, と言うと, そばにいた中年の女性乗客らしい人が, この列車は出ないので, 代替のバスで行くか, 次の列車を待つかどちらかだと言われた. 次の列車よりバスのほうが早そうだったので, 駅の前に止まっていた代替バスに乗り込んだ. 駅員は, 駅の中
booth ではなくて, その先の道路に止まっているbus(ブース)を指さしていたというわけだ.
たぶん, 駅の案内放送ではこのことを放送していたのだろうが, 分かるはずもなかった. 教えてくれた女性は, ディジョンでバスを降りる寸前に, 舌打ちをして, 肩をすくめていたので, 乗り換え列車か, 大事な約束に間に合わなかったのだろう.

ディジョ ン

ボーヌからの移動でハプニングがあったが, ディジョン駅に到着. 駅からセヴィニェ通りを進むとギョーム門があり, この先がリベルテ通り.
ディジョンは, かってはブルゴーニュ公国の首都であったということで, 中世の大きな街といった印象. 立派な建物が続く. マスタードが有名.



リベルテ通りから見たギョーム門



リベルテ通り


ノートルダム教会. 例によって, カメラが広角レンズではないので, 一部分しか写せていない.



ノートルダム教会


街中の有名な観光スポットが, 地面に埋められたふくろうの絵の番号でたどっていけるところが親切. この9番のふくろうは, 下記の幸せのふくろうの場所.


ふくろうの絵

シュエット通り沿いの壁にある「幸せのふくろう」は, 右手で金製のものを触りながら左手でふくろうを触ると, 幸福が訪れるとのこと.
皆に触られて, 表面はツルツルになっている.



幸せのふくろう




ブルゴーニュ大公宮殿



サン・ベニーニュ大聖堂


ほかにも立派な建物が沢山あった. あり過ぎて目立たないのかもしれない. 富の蓄積の街といった印象を受けた.

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