5 日目 リヨン市内観光

ホテルが世界遺産の旧市街の中にあるので, どこに行っても, 目を見はるものがある.
道路はほとんど石畳. アスファルトに慣れている足には, 少し歩きにくいし, 疲れやすい.
リヨンに限らず, 犬のフンはあちこちに落ちている.
少し前(といっても数百年前)までは, ヨーロッパはおまるのウンチを窓から道路に捨てていたとのこと.
女性のハイヒールは, この堆積したウンチ対策だったという説がある.
道端に犬のフンがあることくらいでは驚かないのかもしれない.
話しはそれるが, 日本の汲み取り便所と野壺による発酵肥料作成は, 世界で最も発達したリサイクルシステムだったそうだ.
何でも西洋化でこの風景は無くなったが, このお蔭で, 花粉症なる新しい症候群が誕生したという説もある.

話しを戻して, ホテルから, 少し頑張れば,
リヨン・パール・デュー駅までは 3km程度なので, 歩くことも可能.
ホテルが旧市街, その前に, ソーヌ川(Saône)が流れている. 比較的きれいな川.
川の対岸が新市街. その先にローヌ川(Rhône)があり, 二つの川は少し南で合流する.



ホテルから眺めるソーヌ川越しに見える新市街




ホテルよりやや下流から眺めるソーヌ川


旧市街の中心にあるサン・ジャン大教会. 遠くからではないと全景は写せない.



サン・ジャン大教会 (Primatiale Saint-Jean)


街の中からフルヴィエールの丘までは, ケーブルカーで登る.
そんなに高い丘ではないので, 歩いても登れる.
帰りは歩いて下りた.



フルヴィエールの丘から見た, 枯れ枝越しのサン・ジャン大教会


フルヴィエールの丘の上に建つ大聖堂.
とても全景は写せない.



フルヴィエール大聖堂


ソーヌ川付近から見たフルヴィエール大聖堂. 右は夜のライトアップ.
街のどこからでも見える.



フルヴィエール大聖堂


ホテルの近くに日本食レストランがあった.
それほど高級な店ではないが, 20ユーロから45ユーロと結構な値段ではあった.
店の外から窓に貼ってあるメニューを眺めただけで店には入らなかった.



日本食レストランのメニュー


ソーヌ川を越えた新市街の歩行者天国.
新宿, 銀座の歩行者天国とは趣が異なり, ゆったりとしている.



歩行者天国


かなりの歴史のある病院(オテルデュー)
ホスピス博物館があったらしい(後で分かっ た)が, このときはきちんと調べてなかったので, 中庭を眺めただけ.
ローヌ川に沿ったところにある.





病院(オテルデュー)の中庭


家内の海外旅行楽しみの一つ, ショッピング. (待つ身は辛いが...)
リヨンの新市街で見つけた骨董屋. 右手前の赤い色は, 女店主の服の一部.
わずかな額ではあるが, 値切る楽しみを最大限使って, 日本語とフランス語でやり合っていた.
古い有名ブランドの銀のスプーンとかフォークを沢山買い込んでいた.
フランスでは, 娘の嫁入り時に, 一式揃えてやるみたいである.
特に, 銀製品は上物のようで, "Silver, Silver"と刻印をルーペで見ろとまくしたてていた.
家内も, 女店主も大満足の様子だった. 結構重い荷物を大事に抱えてホテルまで持って帰った.



骨董屋


ベルクール広場には, 星の王子様で有名な, アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry)の銅像がある.



サン・テグジュペリの銅像


電流の単位(A=アンペア)に なっているアン ペールはリヨンの 出身.
ベルクール広場の近くに銅像がある.
電気を専門とする者としては, この銅像を見るだけで, 気持ちが引き締まる気がする.



アンペールの銅像


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