6 日目 パリ

フランスに来て, パリに行かないわけにはいかない.
TGVで2時間, しかし, 日本の新幹線のように, いつでも切符が取れるわけでもないことが分かった.
結局, 希望の列車の1本前しか取れなくて, あわただしいパリ行きとなった.
おまけに, 今回の旅行でこの日だけが雨.
1等ではあるが, 地方線のようにコンパートメントではない.
2列+1列, それでも日本のグリーン車のほうが何となく余裕と高級感がある.



パリ行きのTGV


限られた時間なので, オルセー美術館に行くこととにした.
入り口でリュックを預けて, カメラは出しましたね? と丁寧に質問された.
美術館入り口のカメラに関する会話なら, カメラは持っていませんね? だろうが, ここではカメラによる撮影は自由である. カメラを荷物から出しておけというアドバイス. これで数多くの写真を撮った. 結局, 素人写真よりも, プロが写した写真集のほうがきれいではあるので, 写したという満足感だけかもしれない.



オルセー美術館




セーヌ川から見たオルセー美術館


対岸にあるループル美術館は, 以前行った感じでは,  短時間では廻れないので, シーズンオフにゆっくりと2日がかりほどで観ることとする.



対岸に見えるループル美術館


オルセー美術館から, 凱旋門まで, コンコルド広場からシャンゼリゼ通り歩くことにする.
晴れていればよかったが, 小雨が降って, 足元もあまり良くなかった.
シャンゼリゼ通りの素晴らしい景色を家内に見せようと思ったのが裏目に出て, 凱旋門では時間が取れず, 地下鉄の乗り換えも手間取って, 駆け足のパリ小旅行に終わってしまった.



コンコルド広場から見た凱旋門




コンコルド広場から見た霧雨に煙るエッフェル塔



凱旋門



パリ リヨン駅


パリからリヨンに戻って, やはりグルメの街だからとLe Sudという有名なレストランに入った.
時間が早かったためか, 予約なしで入ることができた.
やはり量は多い. 家内は, スープを飲んだだけで, もうこれで結構と言っていたが, 結局きちんと食べ終えた.
店を出ると, 隣の席の
探 偵ポワロによく似ていた紳 士が, 「マダーム, マダーム」と叫んで追っかけてきた. 「マダーム」とは誰? と思ったがわが家内しかいない. 手には家内が置き忘れた帽子を手にしていた. 丁寧にお礼をのべて受け取った.  「マダーム」と言われた家内はまんざらでもない様子であった.



レストラン Le Sud


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