5月17日(日) ストラスブール観光とコルマール観光

この日は国境を越えてフランスに入る. 地図で見ても, ほとんどドイツとフランスの国境にあり, 歴史的にもドイツになったりフランスになったりしていた模様である. 言葉はどうしたのかと, 外国語会話があまり得意でない身には心配になるところである. 当初は, 8時前にフランクフルトを発って, 乗り換えながらストラスブールに行く予定だったが, 途中のカールスルーエで途中下車してお城を眺めることにした.


時刻

時刻
列車名
Frankfurt(Main)Hbf
06:50
Karlsruhe Hbf 07:58
ICE271

この日は, ICEとTGVは座席指定が必要らしいので, 一応, 全て指定券を取っておいた. 座席指定は, 下の写真のように, 座席の棚の下または窓にどこからどこまで予約されている旨の表示がされている. この表示がなければ, または, 指定の区間外なら座っていても構わないし, 日本のように指定席料金を取られることもないようだ. この列車(ICE271)はがら空きで, 同じ車両には私たちの他には乗客が一人いただけだった.


座席指定

カールスルーエの途中下車は1時間半ほどのあわただしいものだった. 城を中心に放射状に伸びた道路によって街は作られている. 路面電車に乗って到着した城は, 18世紀にヴェルサイユ宮殿を真似て作られたとのこと. 外から眺めただけだが, 非常に美しく, 途中下車の価値は十分にあった. 帰りは徒歩で駅に向かった. 駅のすぐ近くには動物園があった. 日曜の早朝ということもあって, 人通りは少なく, 静かな通りだった.


カールスルーエ城


時刻

時刻
列車名
Karlsruhe Hbf 09:31
Strasbourg
10:13
TGV9576

あわただしい途中下車での短時間のお城見物を終えて, 当初の目的地のストラスブールに到着.
日本は当然ながら, どこに行っても日本語だけで生活できるが, ドイツから2時間足らずでフランスに行けば, そこはフランス語である. 駅もドイツ語の「Bahnhof」から, フランス語の「gare」に変わっていた.
さて, 駅前の観光案内所でストラスブールパスという割引パスを購入.
最初に現代美術館を見学. モダンな建物だったが, 建物以外はあまり印象に残っていない.
イル川河岸を散策. 美しい川である.
この付近は, プテットフランス(小フランス)という木組みの家が並ぶ美しい街である. 多くの人がボートやカヌーに乗って楽しんでいた. 見るだけで満足できる風景である.


イル川河岸


プティット・フランス付近


木組みの家が美しい町並み

美しい旧市街を少し歩くとロアン宮やノートルダム大聖堂に到着. 大聖堂は巨大である. 外壁の彫刻が見事である. 天文時計は, 12:30にキリストと使徒の仕掛けが現れた.


ロアン宮の中庭から眺めたノートルダム大聖堂


大聖堂近景


大聖堂の外壁の彫刻


天文時計

326段の階段で塔の頂上に上った. 二人で, 「よく登ったね」と健闘を讃えあったくらい大変な登りであった. 上は, 風が強く, 小雨が降ってきたため, 写真を写しただけですぐに下に降りた.


大聖堂の塔の上からの眺め


時刻

時刻
列車名
Strasbourg 14:53
Colmar
15:22
RE96263

ストラスブールから電車で30分ほどでコルマール到着. 駅から旧市街まで15分のまっすぐに伸びた道である. 途中には広い公園があり, 孫たちを連れてきたら喜ぶだろうなどと話しながら歩いた. 天気が心配で, 今にも降り出しそうな気配であった.
ウンタータンデン美術館の
一番の見ものイーゼンハイム祭壇画を見ることができた.


イーゼンハイム祭壇画

ここも木組みの家が多い. この旧市街で最も有名な建物の一つが頭の家である. 家は105個の頭の彫刻で飾られている.


頭の家


木組みの家が美しい町並み

途中で雨にあったり, 道路が入り組んでいて, どこにいるのか分からなくなったりして, 時間が予定よりかかったため, 帰りの駅までの道を急ぎ足で歩き, 予定の列車に何とか間に合った.


時刻

時刻
列車名
Colmar
16:56
Strasbourg 17:32
IC96
Strasbourg 17:45
Karlsruhe Hbf
18:25
TGV9575
Karlsruhe Hbf 18:51
Frankfurt(Main)Hbf 19:53
ICE376

この日の歩数  26,676歩

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