5月31日(日) ヴァンヴ蚤の市, 5区〜7区の教会や美術館めぐり

午前中は, ヴァンヴの蚤の市に行く. 午後は5区から7区にある教会や美術館を廻る.

ヴァンヴの蚤の市は, 土曜と日曜の午前だけ. ここでも家内は掘り出し物を数点ゲットして上機嫌.


蚤の市

蚤の市は1時間ほどで切り上げて, 下の地図の, @に示すロダン美術館へと向かう.


5区〜7区の地図

ロダン美術館は, 館内の作品はもちろんであるが, 庭が美しい. ロダンが住んでいた家なので, 普通の美術館とは趣が異なる.


庭の美しい花と美女(?)


手入れの行き届いた庭

下の写真は, ロダンの弟子で愛人のカミーユ・クローデルの作品である.

分別盛り=カミーユ・クローデルの作品

続いて, ロダン美術館のすぐ近くにあるAサント・クロチルド教会に入る. 日曜の朝だったのでミサが催されていた. 入口にいたおじさんに, 5月4日にコンサートが開かれると聞いたが, もう帰国しなければならないので残念と応えた.

サント・クロチルド教会

街を歩いていると, 広告の小さな塔におくり人の宣伝が現れた. 公開が始まったとのこと.

おくり人の宣伝

次は, 少し離れたBのサン・ジェルマン・デ・プレ教会をめざしたが, 難航してようやく到着. 塔が美しい.

サン・ジェルマン・デ・プレ教会

デ・プレ教会のすぐ近くにCドラクロア記念館がある. 有名な絵画はルーブルに多く展示しているが, ここはドラクロアのアトリエのあったところ. 裏庭には沢山のバラが植えてあった.

ドラクロア


沢山のバラのある裏庭

続いて, Dのサン・シュルビス教会に行く. パリでも最大規模の教会とのこと. 内部には, ドラクロアによって描かれた多くのフレスコ画がある. 下の写真は, その中でも有名な「ジャコブと天使の戦い」である.

ジャコブと天使の戦い

教会裏の広場で手作りのおもちゃとかを展示即売している催しが開かれて いたので立ち寄って, オジナルのゲーム盤を買い, その後, Eのソルボンヌ大学付近を通り抜けて, Fの中世美術館を見学した.

中世美術館の入口

入口付近の壁に帆立貝の彫刻と日時計が彫ってあった. ローマ遺跡を利用した建物とのこと. 帆立貝はサンチャゴ・デ・コンポステーラに向かう巡礼の道のシンボルなので, たぶん巡礼のための教会だったのではないだろうか.
 
帆立貝と日時計


ピエタ

有名な貴婦人と一角獣の6連作のタペストリー.

貴婦人と一角獣

建物の中の天井が高い, 広い場所で男声のコーラスの練習を聴くことが出来た. 音響(反響?)が良くて, ベースがよく響いていた.

コーラス(写真をクリックすると演奏開始)

ふたたび, ソルボンヌ大学の横から裏を抜けて, Gのパンテオンに向かった. とにかく大きな建物である.

パンテオン

下の写真は, 聖女ジュヌヴィエーヴの生涯を描いたシャヴァンヌの壁画.

シャヴァンヌの壁画


見事な天井の絵

大きな振り子時計があり, 金色の玉が振れて時を刻む. 撮影したのは, 16:00少し前で, 確かにその方向が時刻を示している. これは, 地球の時点によって, 振り子の振動方向がわずかにずれていくという理論を証明するために, レオン・フーコーがここで実験をしたとのこと. 確かに, 広い, 天井の高い場所としては恵まれている.

フーコーの振り子時計

パンテオンを出て, Hのノートルダム大聖堂に向かう.

ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂に入るために100mほどの長蛇の列だったので, いったんあきらめて, Iのサント・シャペルに向かう.
何といっても, ステンドグラスの美しさには眼を奪われる.

サント・シャペルの見事なステンドグラス


バラ窓


絵画

再び, ノートルダム大聖堂に戻って, 少し列が短くなった. 家内は列に並んで中に入ったが, 私は, もう足が限界に達して, 近くのベンチで休憩..
続いて, Jの市庁舎に向かう. 市庁舎前では, 何かの大きな催しが開かれており, いろんな年齢層のテニスが行われていた. 写真は子供の部.

市庁舎


市庁舎前でのテニス

この日の歩数  29,037歩. 3日続けて, 3万歩ペースで, 足はほぼ限界に達した.

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