6日目(2007.04.30)

サダール

バス出発が9:30なので, 朝食を早めに済ませて, 7:00頃からサダールの街をホテルでもらった地図を頼りに探検. 実に充実した, 2時間半であった.

街は城壁に囲まれている. この門が正門のようである.


城壁の門

広場では朝早くから朝市をやっていた.


朝市


人民広場の時計台


聖ドナット教会


ストシャ大聖堂

大聖堂の裏手で, まだ遺跡の発掘が続いていた.
この他にも, 沢山の石が無造作に並べられていた.
たぶん, 学問的には高い価値があると思われるが, 何しろ量が多く, まだ整理されていない.


ストシャ大聖堂付近の遺跡


聖母マリア教会


聖フランシスコ教会・修道院


聖フランシスコ教会・修道院


聖フランシスコ教会・修道院

このほかにもいろいろ見物したが, 何しろガイドなしでホテルでもらった地図が頼りだったので, 有名なものを見落としたかもしれない.

シベニク


ザダールから右手にアドリア海の海岸を眺めながら南下. 70kmほどで次の目的地シベニクに到着.

最初に目についたのは, 昇天教会. 通常,
残っている 教会 は, 古い, ゴシック式やルネサンス式が多いが, この教会の鐘のあたりのテラスがバロック式になっているのは珍しいとのこと. この教会の前はバールというかカフェというか, 道路にテーブルと椅子が並べてあった.


昇天教会

狭い通りを抜けて, 街を西に向かって進んでいく.
シベニクの街は, 中世では有数の大きな街だったが, ペストがはやって, 人口が半減し, 祈りもこめて教会が沢山建てられ, 1家族に1教会というくらいの教会があったとのこと. 確かに街を歩くと, あちこちに教会が目につく.


通り

これが最も古い礼拝堂で, 明日, ここでコンサートがあるとのこと.
内部はそんなに広くない. 左手には大きな鐘が置いてある. 由緒正しいものかもしれない.


最も古い礼拝堂

見どころは何といっても, 世界遺産の聖ヤコブ大聖堂. 15〜6世紀にかけて建造.
ゴシック様式とルネサンス様式が見事に融和した, ヨーロッパ屈指の建造物として知られている.


聖ヤコブ大聖堂

横手にあるライオン門. 左右のライオンが支えているのは, アダムとイブの像である. 少し前まで黒ずんでいたが, 洗い流して白くなったとのこと.


聖ヤコブ大聖堂のライオン門

大聖堂の前に社会見学の子供たちが来ていて, カメラを構えると笑顔で一緒に写ってくれた. 実に人なつこい. 子供の笑顔はどこでもとてもいいものだ.


聖ヤコブ大聖堂前で子供たちと


聖ヤコブ大聖堂の石材の見事なバランス

教会の周りには, 教会に貢献した市民の功績を残すためにいろんな表情の顔の石像が彫ってあった. このような石像はあまり見たことがない.


大聖堂の市民頭像

下の写真のように, 内戦の銃撃の跡が生々しく残っている所もある.


内戦の銃撃の跡

トロギールに向かう前に, バスが展望場所に止まり, シベニクから20kmほど南にあるプリモシュテンという小島を眺める. おとぎ話に出てきそうな風景であった.


プリモシュテン


トロギール

シベニクから海岸沿いを50kmほど南下したところにある本土とチオヴォ島との間に挟まれた世界 遺産の小島 の街.
この橋を渡って島に入る.




海岸に はいろんな船が停泊していた.




島に入るとすぐに要塞があった.



要塞


聖ロブロ大聖堂の鐘楼

大聖堂の前には, こんなバール(bar)があった.


聖ロブロ大聖堂の前のバール

城壁の 入り口(門)




この門の上には, 世界遺産に指定されたのを記念してかどうか分からないが, 下の拡大写真のようなユネスコのネオンサインがあったのには興ざめした.


ユネスコのネオンサイン


開放柱廊のレリーフ


開放柱廊の天井の絵

大聖堂入り口付近にある, ダルメシア地方の巨匠ラドヴァンによる有名な彫刻.
向かって左にイブ, 右にアダム. いずれもライオンの上に乗っている.


入り口付近の彫刻

入り口左側からアダムを見る.
手前は説明してくれている 添乗員さん.


入り口付近の彫刻


大聖堂の内部

天井から吊るされた, 15世紀の十字架.


十字架

市庁舎は比較的新しい19世紀の建物


市庁舎

聖ロブロ大聖堂の鐘楼から見た景色
向いにある時計台


時計台

さらにその先にはチオヴォ島が見える.


チオヴォ島

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