お目当ての, ジョヴァンニ・ベッリーニのピエタは, 修復室に入っていた.

次に, ポルディ・ペッツォーリ美術館を見学.
絵画, 陶磁器, ガラス器など多数を展示. 見事なものばかり.









地下鉄のM3からM1に乗り換えて, ドォオーモ駅に到着. 地上に出るエスカレータで, 尻ポケットに入れていた財布をすられた.

上りのエスカレータの最上部で, 前にいた男が, サングラスを足元に落として, それを踏まないように足踏みをしたので, すぐ後ろにいた私も同様に足踏みをしていたら, 後ろにいた共犯の男がポケットから財布を抜き取った次第. すぐ気がついたが, その男は素早く走って逃げた. 私の前の男が邪魔になって, 追いかけることさえ出来なかった. くやしいけど, 見事な手口だった.

おまけに, この日は骨董市に行くので, クレジットカードは使えないため, 少し多めに現金を持っていたのも不幸中の不幸.

ホテルのルームキーも入れていたので, すぐにホテルに電話して, 部屋をロックしてもらい, カード会社にも連絡してカードを止めてもらった.

警察署をあちこち探したけれど, 日曜のため, 小さな警察は休み. 結局, ミラノ中央警察まで行って, 調書を作成してもらい, 貴重な時間をロスしてしまった.

家内からは, 尻ポケットに財布を入れていたこと, 日本の免許証を持っていたこと, など, 旅行中, いや, 日本に帰っても, ずっと馬鹿にされてしまった. たぶん何年経っても, 馬鹿にされるだろう.

気を取り直して, ナヴィリオ地区のグランデ骨董市に向かい, (家内が)ショッピングを楽しんだ.




骨董市は, 川の両岸にずっと続いていた.




不幸はこれで終わりではなかった.

夜は, 夢のスカラ座でのコンサートだ.
ホテルに戻り, シャワーを浴びて, 少しおめかしをして, スカラ座に向かった.







20:00開演なのに, 扉が開かない. 開演時刻を過ぎても開かないので, おかしいと思っていたら, 近くにいた人が, 歌手が体調不良のため, 今夜のリサイタルは中止になったと, あそこ(下の緑色のメッセージ)に書いてあるよ, と教えてくれた.

日本語とはいわなくても, せめて英語で一言書いてくれていればよかったと思ったが, あこがれのスカラ座は, 次(いつになるか)におあずけとなった.



この日の歩数 27,842歩

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