PC自作記 その10  2022年5月

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メインマシン 2022年5月

前のメインマシンを作ってから, 10年が経過した.
何の不自由もなかったが, これは第3世代のCPUで, 最近, 12世代が出たので, あまり深く考えずに新しくしようと思い立った. さらに, 今のメインマシンは, Win11にアップグレードする要件を満たしてないことも理由の一つである.

以前と比べて, CPUもGPUも値段が高くなった. メモリやSSD, HDDは格段に安くなっている.

以下がその仕様である.

CPU : Core i5-12600KF  10コア16スレッド, 内蔵GPUなし
MB : PRIME H670-PLUS D4 (ASUS)
Mem : 32GB(16GB×2)
SSD : 256GB(M2 type2280) システム用
HDD : WD30EFRX(3TB) データ用 何かの余り
グラフィック : GTX1650-O4G-LP-BRK
キーボード : OWL-KB109C (前のPCから継続使用)
その他 CPUクーラー, 電源, ケース, Bluetoothは新規

今回はちょっと(いや, かなり)難航した.

セキュアブートの問題
その理由は, Win11に対応するには, セキュアブートを有効にするというものである.
セキュアブートとは, メーカが信頼するソフトのみを使用してデバイスを起動するとのこと.
PCを起動するためのBIOSが, 従来のBIOSではなくて, UEFIでなければならない.
今回は, グラフィックボードを, 前のPCから流用したが, これがUEFIに対応してなかった.

自動的にレガシーBIOSに設定された
したがって, OS(Win10)をインストールした際に, 自動的に従来のBIOS(レガシーBIOS)に設定された.
その後, Win11の要件を満たしているかを調べたら, 満足してなかった.
ここで, BIOSをレガシーからUEFIに変更したら, 画面が出なくなった. グラフィックがUEFIに対応してないためだった.
CPUは, 内蔵グラフィックのないモデルを選んだため, デバッグできない.
これがCPU選択の最大の誤算だった.
簡単に書いたが, ここに至るまで, かなり苦労した.

新規グラフックボード調達
結局, 新規にグラフィックボードを調達して, OSのインストールから始めた. ここでも, BIOSをUEFIに変更するのにかなり苦労した.
このことに気づくまで, 何度もOSを入れ直したり, SSDを差し替えたり, まぁ大変だった.

正常に動いて, ベンチマークを取ると, 従来機の3倍程度だった.
アプリケーションは, ほとんど問題なく動いたが, 1つのソフトだけがうまく動作しなかった.
製造元(私の友人)に相談したが, デバッグ環境がないとのことで, このソフトだけ, 従来機で動かすこととした.

CPU
CPUは, 10コア16スレッドであるが, ハイブリッドアーキテクチャと呼んでいる.
10コアのうち, 6コアが, 高性能コア(P:Performance-core)で, 4つが高効率コア(E:Efficient-core)である. 要するに, PコアとEコアとを目的に応じて使い分けているとのこと.

Win11化
ノートPCは, すでにWin11化した. 慣れたWin10からの違和感はあるが, 何とか使えている. このメインPCをWin11にして, 動作しなくなるソフトがあると困るので, しばらくはこのまま使うことにしている.

組み立て前の部品
内部配線
ほとんどの配線を裏側に回しているので内部は非常にすっきりしている.
この面の蓋は, 透明のアクリル板なので, 常時, 中が見えている. 電波対策はされているのだろうか. 自作PCには無関係かもしれない.
裏側の配線
表と裏とをつなぐ穴がいくつも準備されて, ほとんど全て裏側に配線を通す.
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