パ ソコン自作記(そ
の1 2000年2月)
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ソコン自作記(その6 2008年12月)に
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ソコン自作記(その7 2009年2月)に
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目次
[動機]
[主要パー
ツの選択と理由]
[買
い出し]
[組
み立て]
[使っ
てみて]
[蛇足]
[廃物
利用]
[家庭内LAN変更]
今持っているパソコンは, 200MHzの
デスクトップとミドルタワーの166MHzであるが, 最近その非力さを痛感し, レ
ベルアップすることにした.
対象はミドルタワーの166MHz, 5インチベイが4つの比較的背の高いモデルである.
少し前にはK6-3にしようかAthlonが出たときにはAthlonに
しようかと思っ たがCoppermineが出てからそちらに心が動いた.
CeleronとPentium-3とでは500MHzで1万円と3万円の差があるが思い切って,
Pentium-3の500MHzにした. 今のモデルは多少古いので, 流
用するのはケースとフロッピ, LANボード, PCMCIAとMOだけにして
あとはほとんど入れ換えることにした.
値段はツ○モ
の通販価格をインターネットで調べた. 基本的には店内価格と同じだった.
[主要パーツの選択と理由]
マザーボード
BE6-2(ABIT)
CPU
Pentium-3 500E
HDD
IBM DPTA372050(20GB)
グラフィックス ATI All-In-Wonder 16MB AGP
CD-ROM
Pioneer DVD-114/CM
サウンド SONICIMPACT S100
メモリ 128MB PC100
朝から小雨模様の土曜日. 天気予報で
は大雪になるとのことだが, 降っても小雪だろうとにわか気象士になって秋葉原
へ車で出発. 駅付近の駐車場を探したが,
どういうわけかWebや雑誌の付録の秋葉原マップは後で知ったが, 北が右になっている.
当方のカーナビは古いので北が上に固定で, 方向音痴の私として
はパニックになりかけた. 電車で行ったときと車で行ったときとまるで方向が
違って感じる. 何とか方向感覚を取り戻して駅前に路上駐車してツ○モに直行した.
店内をぐるりと見渡すと詳しそうな客ばかり. 当方は自作すると
はいってもそんなに詳しくないし初体験である. 知った振りをして店内をぐるり
と回った. 狭い店に多くの種類のパーツが並べてある.
在庫を確認したり, 他のパーツと比較したりするものだろうが, 車も違法駐車していることだし, 面
倒だから店員にリストを渡して揃えてくれるよう頼んだ.
店員はリストを見て, 「これだけ接続
するとIRQが足りなくなると思いますよ」と言った. この他にPCMCIAもある
ことを言うと, 「う~む」とうなったが,
そのときは通信ポートを削除すれば二つ余るのでまぁいいやととにかく揃えてもらうようにした.
CD-ROMが在庫切れだったので他の店で買うことにして, サ
ウンドボードは, あまり知識がなく,
当初いいかげんに決めていたものがなかったのでお勧めを選んでもらった. ま
た, マザーボードとCPUと
の接続に, いわゆるゲタが必要になるが,
ボードメーカ(ABIT)のゲタがなかったので, 他メーカのものを買った. 店
員は, これは相性があってマザーボードと同じメーカのほうがいいのですが...と言った. でもABIT製の入荷は半月後ということだったので,
ダメなら買い直せばいいと思って他社製を買った. 後日ABIT製に交換した. 結果的
には大差なし.
店員は手際よく大きな手提げ袋に詰めてくれた. 小雨が降ってい
たので, ビニール袋をかぶせてくれた.
それを持って, 違法駐車をしていた車まで戻った. CD-ROMを探す必要があった. 最
も身近な店に入ったらツ○モと同じ値段で在庫があった. それを買って車に一目散に戻った.
まず, これまで使っていたPCの分解から始めた. これは
そんなに難しくなかった.
マザーボードの取り付け, これも簡単だった. ネジの位置も標準化されていて問題なし.
ただ, 同じATXの
ボードといっても今回のほうが小さく, 電源スイッチやスピーカのコードが届か
ない. これははんだ付けで延長した.
見栄えは悪いが, 中を覗く人はいないので問題なし.
続いてハードディスク, ビデオボード, SCSIボードの取り付けをしたが,
SCSIボードが何かと割り込みがぶつかっている模様で先に進まない. こ
れをはずして起動させる. 一応最低限の機能で動きだした. その後は少しずつボードを追加したり外したりして完成に近づいた. 結局最初に予定していた機能に達するまで10日
ほどかかった. 毎晩1時
過ぎまで格闘した. 途中で宴会が続いたりして時間がとれなかったが, まぁうまくいったほうではないかと思っている.
最後まで音が出なかったが, ビデオボードとサウンドボードとを
ボードの外で接続する必要があることが分かった. ちゃんとマニュアルには書い
てあったが, ほとんど読んでいない.
[使ってみて]
確かに500MHzマ
シンは早い. ブラウザやオフィスツールは瞬間起動. 写真の編集も瞬間. いら
いら感が全然ない.
雑誌にはCoppermineはオーバク
ロック耐性が強いと言われている. このマザーボードはBIOS上で電圧もクロックも変えることができる.
おそるおそるFSBを上げていったが, 安定動作するのは105MHzま
でで, 110MHzになると不安定である.
今 の性能でもまぁ満足しているが, 何とかクロックアップに挑
戦したい. 105MHzだとCPUは525MHzだからあまり儲かった気がしない.
このマシンはOS上から電圧,
ファンの速度, 温度が監視できる. 一昔前の大型コンピュータのサービスプロセサといったところだ. ここで気になったのが, 電
圧の設定値どおりの電圧が出ていないことだ. 何か設定が悪いのだろう. これはこれからの課題.
[蛇足]
「壊れてなければ直すな」とよく言われるが,またやってしまった.
ハードディスクのパーティションの切り方がまずかったので,切り直
そうと思った.
システム領域とプログラム領域のバックアップをとって,パーティ
ションをやり直した.
ところが, シテスムが入らない. どうやってもダメ. どう
もパーティションの情報が壊れているらしい. そのディスクを会社に持って行っ
て,専門家にちょっと操作してもらって初期化をしたらうまくいった. こう書いていると,「なん
だ」という感じだが,ダメなときは,も
う真っ青で,土日が全部つぶれて,直
る見込みがないときの悲壮感はとても説明できない.
それでも懲りずにいろいろとやってしまう. 歳のわりに好奇心が
強過ぎるらしい. ラジオ少年Yの
気持ちが今でも続いているのです.
[廃物利用]
新品のパソコンが出来たら, 残っ
た部品がふびんになった. 長年(そ
んなに長くないが)私に尽くしてくれたパソコンの部品をダンボール箱に閉じ込める
のはなんとなくかわいそうになって, 活用を考えた.
ケースとキーボードを買えばもう一台のパソコンが誕生するのである.
マウスは古い機種のものを使う. ケースは, 安くてもいいから250Wの
電源が付いているものを買ってきた. キーボードと合わせてもトータルで1万円足らず. その電源を今回
組み立てたパソコンの古い電源(180W)と取り替えた. まぁよく規格化されているものであると感心した. ネジ穴の位置もぴったり納まった.
キーボードやマウスのコネクタ部分の金属枠がなくてそこからパソコンの中が覗けるくらいの穴があったが, 新しく買ったケースに新しいマザーボードのコネタク部分にぴったりの金属枠がついて
いたから, これも組み立てたパソコンに移動. 予定外の収穫. 後側がき
れいになった.
これはオプションボードがあまりついてないので,すんなりと稼働. ディスプレイはBNCとDSubと の両方がついているからボタンひとつで切り換え可能. 連動コンセント(本体の電源ON/OFFに連動し て周辺機器の電源が入るテーブルタップ)を使っているので, 本体を二
股にした.
キーボードとマウスが2組になってわずらわしい. その話しを知り合いの I さ
んに話したら, すぐれもののシェアウェアを紹介してもらった. LAN接続した複数のマシンのキーボードとマウスがソフトだけで切り換えできる.
ソフトの名前は「どこドア」. 興味のある方は, 以下のURLを参照下さい.
http://homepage2.nifty.com/quickware/dokodoor/about.htm
このソフトを使うと3台までのマシンを1組のキーボー
ドとマウスで共用できるので, 2台プラス
ノートパソコンをときどき共用して使っている. ノートPCのキーは使いにくいので, ま
さに私にぴったりのソフトである. 代金は \1,800. 一定の試用期間が設けられている.
[家庭内LAN変
更]
一部屋に2台のパ
ソコンが出来たので, LANを変更する必要がある. 壁に10Base-Tのモ
ジュラーが出ている(家庭内LAN参照)が, ここを二つにするとLANの
ケーブルが2本 ニョキッと出てきて美観上よくない.
我が女房は,「なんでこんな青い派手な色
なの?」と言っているが, まぁ
決まりではないが, カテゴリ5の
ケーブルは確かに派手な色が多いようだ. それが2本になるのはあまりよろしくないので, HUBを
経由することにした. 5ポートのHUBを
買ってきてアッパ・リンク用のポートに壁のモジュラを接続すると, 新たに4ポートが誕生した. 2台を接続
してさらに2ポート余り. ノー
ト用の予備としても1ポート余る. プ
リンタサーバでもつけようかと余計なことを考え始めた.
これまであった1台と合わせて3台のパソコンとなった. 3台を
どのように使い分けるか, これから考えるのである. 子供がメンコを集めるようなもので, 3台
が無事に動いていることで年取った少年Yは喜んでいるのである.
右のパソコンデスクの配置は, 左下が今回作った500MHzマシン, 右上が廃
物利用の166MHzマシンである. 左
上にはレーザプリンタ, 中段の棚には会社のノートPC(モバイル用に使用)とスキャ
ナ, 右下のビデオとテレビはおまけ.
このビデオからPCにデジタル録画もできるような接続にしている. マウス用の引き出しをしまわないとタンスの引き出しが出ないが狭い我が家なので仕方
がない. もう一台のPC(200MHz)と
カラープリンタは息子の部屋に置 いている.